不用品回収と確信犯
これは私と妻に起きた実話ですが、近所の厚顔無恥な人間に不用品を押しつけられそうになった事があります。
私達夫婦には2歳になる娘がいて、私は妻と娘のために毎日身を粉にして働いていますので、家に帰るのはどうしても遅くなってしまいます。
それでも、娘の寝顔を見ると全てを忘れてしまうほどに自宅は安息した空間であり、妻と娘にはない一つ不自由な生活を送らせない様に努力しているつもりでした。
ある日私が自宅に帰ってみると、玄関先に段ボールが2箱ほど置いてありました。
出迎えた妻に、段ボールの事を尋ねた所、近所の中学生の娘がいる奥さんが、引っ越しをするので、私達の娘にあげて欲しいと、ぬいぐるみなどを持ってきてくれたそうなのです。
一瞬親切な人だと思ったのですが、段ボールを除いてみると、かなり汚れたぬいぐるみや人形などが乱雑に詰め込まれていて、とても、人にあげる様なものではなく感じたのです。
しかし、折角の好意だからと、段ボールは将来娘の部屋にする予定の部屋に置いたのです。
そして、次の日も自宅に帰るとまた段ボール箱がつんであるのです。
出迎えた妻が困ったような顔で、断っているのだけども、「遠慮しないで良いから」と無理に置いていくのだそうです。
さらには、「まだまだあるから期待していてね」などと言っていたそうです。
私は、そこでピンときたのですが、その一家は、不用品回収の値段をケチって私達に不用品を押しつけようとしていると感じたのです。
不用品回収と確信犯(後半)に続きます。
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不用品回収と確信犯(後半)
妻は少しのんびりしているタイプですし、私は普段家にいなので舐められてしまったのでしょう。
そして、次の日は妻に居留守を使う事にさせて、翌々日に有給を使い家で待機する事にしたのです。
やはりというか、私が休みである事も知らずに、例の奥さんは家にやってきたのです。
私の顔をみて、段ボールを抱えた奥さんは怯んだような表情を見せましたが、そこで引いてはいけないと考えたのか、私にも妻にした様に説明してきたのです。
その時の表情は、人を騙そうと考えている様な、浮気がばれて必死に弁明している様な、とても醜いものでしたので、私は前もって用意しておいたチラシを奥さんに無言で渡しました。
チラシは、不用品回収のものであり、一瞬考えこんだ奥さんは、バツが悪そうに家を出ていこうとしたので、それまで家に置いてあった段ボールも一緒に持たせました。
幸いにも車で来ていたようなので、しっかりと車に段ボールを積み込むのを確認してから騒動は終わったのです。